「鍛造鋏」が愛され続ける理由
園芸の世界で、多くのプロや専門家が愛用し続ける「鍛造鋏」 その理由は「切れ味」にあります。具体的には、刃が植物を捉える瞬間の「食いつき」や「切り開く力」が発揮する「切る」という動作においての絶妙な安定感です。 料理で使う包丁とは違い、鋏は「二つの刃が正しく組み合わさって」初めて真価を発揮します。単に刃先が鋭いだけでは不十分であり、刃がどのように作られ、二つの刃が重なる接点(私たち※合刃-あいば- と呼ぶもの)がいかに精密に調整されているか、それが切れ味の鋭さと、手にかかる負担を大きく左右しています。 外山刃物は1861年、新潟県三条市で創業以来、一貫して「鍛造」の製造法にこだわり、さらに切り込みの鋭さを極めるための「マイクロベベル(二段刃)」を用いない独自の刃付けを追求し続けました。 この記事では、製造者の私たちの視点から、鍛造と一般的な大量生産(プレス加工)の違いが、切れ味や耐久性にどう現れるのかを解説します。 植物を切っている時、こんな悩みやお困りごとに直面したことはありませんか? 1) 切り口が潰れたり、皮が残ったりする ...